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コンビニで買うもの
バイクで日本を走っていると、どうしても寄ることになるのがコンビニだ。しかしせっかく見知らぬ土地にいるのに、コンビニで腹を満たすのは癪なので、あまり食べ物は買わないようにしている。
しかし、それでも腹は減る。店に入るほどではないけれども小腹が減った、というときに僕がほぼ100%買ってしまうのがアメリカン・ドッグだ。
アメリカン・ドッグを食べたことがない、という人はまずいないと思う。ソーセージに串を刺し、衣をつけて揚げたスナックだ。生まれて初めて食べたのがいつかは覚えていないけれども、コンビニがなかった頃は、映画館とか遊園地とか、そうした場所で食べるものだったような記憶がある。

コンビニのスナックコーナーには、ほかにもフライドチキンやフライドポテト、最近は焼き鳥や唐揚げ棒などいろんな種類があるけれども、僕はほぼアメリカン・ドッグしか買わない。それほど好きなのか、と言われるとそうでもないのだけれど、でもショーケースを眺めて選ぶのは結局アメリカン・ドッグだ。
2017年の9月、10月で僕は札幌から東京まで、松山から東京まで、そして東京〜広島往復と、そこそこの距離を走っているので、この間に食べたアメリカン・ドッグはトータルで8本以上になると思う。重ねて言うけど、別にそんなに好きなわけじゃあないのだ。でも、コンビニのショーケースを見ていると、なぜかアメリカン・ドッグを選んでしまうのだ。
今年、カナダに出かけたとき、カムループスという街でセブン・イレブンに寄った時にも買った。カナダのセブン・イレブンにもアメリカンドッグがあるのだ、というのはちょっとした驚きだった。
ちなみに欧米ではアメリカン・ドッグとは言わず、コーン・ドッグという。トウモロコシ粉で作られた衣が付けられているからなのだそうだ。日本のよりも、少し小さい感じだった。
レジで代金を払って、表に出て食べようと思ったのだが、ケチャップとマスタードが袋に入っていない。
欧米のコンビニには、自分でコーヒーを注いだり、ホットドッグを作れたりできるスナックコーナーがあることが多い。そのコーナーにあるのかな、と思って戻ってみたのだが、ない。仕方ないのでそのまま食べたが、やはりケチャップとマスタードなしでは少しばかり味気なかった。
普段、さほどアメリカン・ドッグについて考えることはないけれども、今回のコラムを書くにあたって調べてみたら、北海道の道東地方では「フレンチ・ドッグ」というものがあるらしいと知った。魚肉ソーセージがメインで、衣に粉砂糖をまぶして食べるものだという。これは知らなかった! 道東に行くことがあれば、ぜひ試してみたいと思う。
しつこいけれど、アメリカン・ドッグが大好きというわけではない。普段東京にいるときにコンビニでアメリカン・ドッグを買うことはまずない。バイクで旅をしているときだけなぜかアメリカン・ドッグを食べたくなるのが不思議だ。
でも、串に最後に残る、アメリカン・ドッグの一番下のカリカリになった衣の部分はやっぱり好き。じつは5㎜ほどのその部分を楽しむためだけに買っているんじゃないか、と思ったくらい、あの棒のカリカリになった部分が好きだ。ああ、そうか、俺はアメリカン・ドッグが好きなのではなくて、あのカリカリが好きだったのだ……と、この文章を書いていて気づいた次第。
みなさんはどうですか?
※写真はないので、リンク先からどうぞ。
Seven Eleven Canada – Jumbo corndog
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