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危ない? メキシコ


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ほんとうに危ないのか、メキシコ?

 メキシコの西の端に伸びている、バハ・カリフォルニア半島。ここで1967年から開催されている砂漠のレース、BAJA1000に何度も参戦していたこともあって、メキシコという国については親近感がある。

 メキシコに行ったことがない人に言うと「メキシコって危ないんでしょ?」とよく言われるが、僕はこれまでメキシコで治安面で深刻な不安を感じたことはない。知人でクルマからモノを盗まれたりした人はいるし、道端にギャングのヘリコプターが墜落しているのを見たりしたことはあるけれども「これはやばい」というような目にあったことはない。僕の感覚が麻痺しているのだろうか。

 確かに油断はしないほうがいいと思う。クルマのなかの見えるところに荷物は置かないとか、お尻のポケットに財布を入れないとか、地図やガイドブックを見ながら歩いたりしないとか……。でも、こうした、他人の目をしての軽快が必要なのは、ごく一部の都市でだけ。砂漠の田舎町に行ったら、あんまり関係ないんだよね。

 もちろんケースバイケースなんだろうけど「メキシコ=治安が悪い」という構図は、あくまでごく一部を切り取ったもの。ほとんどのメキシコ人は優しいし、フレンドリーだし、メキシコはとても居心地がいい国だってことを知ってほしいんだ。食事も美味しいし、自然も豊富。

 とくに僕がよく行くバハカリフォルニアは、自然の食材の宝庫でもある。新鮮なシーフードに、広大な牧場で育てられた牛の牛肉。最近はサン・クインティンなど、世界的に評価されるワインの産地になっている場所もある。

ティファナ〜エンセナダ間の海。日本企業がマグロの養殖を行っている

 メキシコって言うと「ティファナだけ行ったんだよね」という人は案外多い。確かにティファナはメキシコなんだけど、アメリカとの国境の街で、ティファナはかなり特殊な場所。ティファナを抜けて南下した先にある街とは、全然事情が異なるんだよね。


 そのメキシコを舞台とするドラマシリーズ「エル・チャポ」を見た。動画配信サイト、ネットフリックスのオリジナル作品で、メキシコの麻薬王でああったホアキン・グスマンの半生をたどったドキュメンタリードラマだ。現在は刑務所に収監されているが、最後に捕まったのは2016年とわずか2年前。僕がBAJA1000に通っていた期間中ずっとメキシコの麻薬王として君臨してたのだと思うと、彼を大して知らなかったことに改めて驚いた。
 話の舞台のほとんどはメキシコ本土なのでバハカリフォルニアからは少し離れているけれども、見ているうちにやっぱりバハ・カルテルとか、ティファナとか、BAJA1000マニアには聞き慣れた地名が出てくるのでこのへんもちょっとうれしいところ。


気になるのは……

 このシリーズは、世界最大の麻薬王と呼ばれた、コロンビアのパブロ・エスコバルを主人公としてシリーズ「ナルコス」(スペイン語で売人の意味)の続編に当たるもの。エスコバルが射殺された後にメキシコの麻薬王を目指したホアキン・グスマンの半生記だ。


 で、このシリーズに共通しているのが、オフロードバイク好きにとってはたまらなく魅力的な、ビンテージなオフロードバイクがところどころで登場することだ。
 バイクが登場する映画やドラマは数多く、そのたびにさまざまな意味でがっかりすることが多いのだが、この2作品については「これってまだメキシコでなら中古で買えるのでは!」なんてついつい考えてしまうモデルが登場する。エル・チャポのシーズン1、第1話でも、DTもしくはIT175と思われる空冷2ストロークのオフロードバイクが登場する。
 これ以外にも時代に合わせ、80年代のXLRやCRMらしくモデルも登場する。大麻やドラッグの売人の足として使われているわけで、顔をしかめる人もいるかもしれないけど、懐かしいバイクを見てみたいならぜひ一度チェックを。
 また、ドラマ内の会話はほとんどスペイン語なので、スペイン語のヒアリングの練習としてもいいと思う……と思ったら、ナルコス・メキシコってまた新しいドラマが追加された模様。アメリカ人って、本当ドラッグの売人とか大好きなんだなあ……とひしひし感じる次第。
 ともあれ、どちらのシリーズもドラマとしても、とてもおもしろいですよ!

エル・チャポ(Netflix)

ナルコス・メキシコ編(Netflix)

のんびりした雰囲気のエンセナダの町並み


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