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箱根と言えば、富士山を望む芦ノ湖や温泉、高級ホテル、旅館で世界的に著名な観光地。関東近郊在住であれば、一度は訪れたことのある人がほとんどではないだろうか。しかし、裏箱根とも言える、足柄には、もっとひっそりとした、それでいて美しい場所がある。
金太郎ふじみラインと聞いて「あ、あの道か」とわかる人は地元の人以外にはさほど多くはないのではないか。正式名称は「静岡県道365号足柄峠線」で、静岡県駿東郡小山町内の足柄峠と小山地区を結ぶ道である。
狭く曲がりくねったワインディングロードで、足柄峠から先は静岡県道78号御殿場大井線となる。こう漢字ばかりで書くとピンと来ない人がほとんどだろうが、国道246号線の小山あたりから、東名富士カントリークラブを越えて足柄峠に抜ける道……と言ったらわかるかも。
足柄山は金太郎の生育地として知られているため、金太郎ふじみラインという名称になったわけだが、その由来通りこの道沿いには金太郎に関する史跡があったり、旧東海道の跡があったりと見所の多い道だ。小山町から足柄峠までの距離はほんの10㎞ほどだが、見晴らしの多い場所が多く、初めて訪れたら「こんなにきれいに富士山が見える道があったのか」と驚く人もいるはずだ。
この道の眺望も素晴らしいのだが、山奥と言える足柄峠近くで人気を呼んでいるうどん屋がある。
「足柄古道万葉うどん」だ。地蔵堂の前にある一軒家のうどん屋さんで、夏場は庭のテーブルを吹き抜ける気持ちのいい、オープンカフェならぬオープンうどん屋さんだ。
本場さぬきで修行したというオーナーが、オーダーを受けてから手打ちのうどんを茹でて出してくれる。おすすめのメニューはシンプルな「湯うどん」、そして独特のスタイルで提供されるスパイシーな「カレーうどん」だ。また、店内にはおでんも用意されており、セルフサービスで大根、さつまあげ、こんにゃくなども楽しめる。
暑い夏の時期に、涼しい山の風を感じつつ、またセミの鳴き声を聞きながらうどんをすするのもなかなかオツなもの。箱根のすぐ裏にこんな場所があったのか、そんな素敵な体験が出来る場所が足柄峠周辺なのだ。
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