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100均ソロキャンプ。


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 グーグルマップの口コミを見ると、決していいものばかりではなかった。DQN(懐かしい)キャンパーがバーベキューをしてそのままゴミを置いてってあるとか、そうした苦情も書いてあった。汚いのかもしれない。でも、眺めがいいとも書いてある。

 なので、行くだけ行ってみて、イマイチだったら宿を探そうと思いながら向かったのが、岩手県の奥州市にある月山キャンプ場だ。中尊寺で著名な平泉の街を見下ろす高台にあるとのこと。まだ陽も高い午後4時前だったが、急な勾配の坂を上がっていく。

 山奥にあるのかと思ったらそうでもなく、ほんの数分で看板が出てきた。看板通りに、坂の途中の曲がり角を右に曲がるとほとんど平坦な道になった。途中、ぽっかりと樹木が途切れているところがあって、そこからは素晴らしい眺めが広がっていた。

月山キャンプ場からの眺め

 そのすぐ先に小さな神社の鳥居があった……と思ったら、その横が目指していた月山キャンプ場だった。道の右手に、誰もいない草地が広がっている。素晴らしいことに、東北の山ならではだけど、満開の桜が端に立ち並んでいる。キャンプ場に入って見ると、そこからはまさに絶景が広がっていた! 木々の向こうに光に照らされて輝く田圃が広がっている。そしてその向こうには川があり、川の対岸に広がっている平泉の町並みが見える。その奥には、奥羽山脈の山並みが見える。

 すぐに、ここに泊まろう、と決めた。こんなに美しい場所でキャンプできるなら、マットなんてなくてもいい。じつは今回の旅ではキャンプする気はあまりなく、一応テントとシュラフだけで持っているだけだったのだ。マットも、調理用具も一切もっていない。でももう、この美しい眺めにまさに一目惚れしてしまったのだ。ここで時間を過ごしたいと思う眺望、そして天候だった。

 一度街に下りて、食べ物を買ってきてのんびり過ごそう。風呂は、ここに来る途中に温泉に入ってきたので、もう入らなくてもいい。

 山を降りてコンビニを探していたら、コンビニよりも早くスーパーマーケットを見つけた。さらに、ダイソーまであるではないか。

 先にダイソーに入り、行楽用品売場に行くと、ありましたありました! 組み立て式のゴトクと固形燃料、それにアルミの使い捨て容器。これで、なにか焼いたりできる。お湯も沸かせるだろう。

ダイソーとイオンで仕入れたもの

 ダイソーで調理道具を仕入れた次に、スーパーに行って食べ物を仕入れた。牛肉と調味料、ワインとお茶、それに大きなおにぎり。朝食用にサンドウイッチとインスタントコーヒー。これだけあれば十分だ。

 買い物を済ませて、再びキャンプ場に戻る。まだ陽は傾いていなくて、真昼のような明るさだった。テントを張って、寝袋を広げておく。相変わらず僕以外に客はいなかったので、隅にある東屋のテーブルで食事を始めることにした。近くに落ちている枝を集めて、アルミの鍋を焚き火台にして火を起こす。これでバーベキューができる。

 立ち上る煙の向こう、遠くに見える田圃が、傾く陽に照らされて金色に変わっていく。同時に世界がオレンジに染まっていく。たったひとりで、誰とも会話はないけれども、とてもいい時間だった。キャンプって、やっぱりいいよね。夜はちょっと寒かったけれど。

月山キャンプ場


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